先週は、発送その他で忙しい最中だったのですが、
ど~しても外せない予定があり、木曜日はでかけてしまいました。
それは、「仏像研究会」での法隆寺探索☆
平城遷都1300年記念ということで、今年は特別公開されるものが多いそうなんです。
南大門に到着し、写真を撮っていると、ボランティアガイドの方が声を掛けてくれたので、ガイドをお願いし、2時間かけて、ゆっくりくわし~く、見て廻りました。

写真左側の壁。これも国宝なんですよ。内側に反ったつくりになっていて、当時の技術の高さがわかるものなんだそうです。

柱は、真ん中が膨らんでいます。シルクロードを渡ってきた文明の象徴なんだそう。
建物は、釘を使わない建築様式で有名ですが、釘を使わないことのメリットは、修復が簡単なんだそうです。

この柱にも内側に修復しやすい工夫が隠されていて、痛んだところだけを取り替えることが出来るんだそう。下の方に見えるのが、りペアーの痕。
ガイドさんのおかげで、見逃しそうなニッチな見所をいくつも発見。

この手すりのような柵は、卍を崩したデザインと、「人」文字になっています。

これは、五重塔のてっぺん。カマ、見えます?!
当時、落雷による火災が多く、雷は悪魔の仕業として、非常に恐れられていたもの。だから、退治するために、カマが。>逆効果なんでしょうけどね^^

屋根の下に居る天邪鬼も、良く見ると、ゾウがいたり。

こちらは、私が大ファンな、徳川家康の母君が贈ったとされる「竜」。
水の神とされる竜は、火除けのおまじないなんだそう。

だから、徳川家の家紋も~

2月の平日なので、静かです。
勿論、一番の見所は、仏像たちです。五重塔の一階部分に、仏絵を模した塑像があり、なかなかの迫力でした。
また、夢殿の中にある「観音菩薩立像」が秘仏と言われる普段は公開されていない仏像なのですが、これは、ずっーと長いこと厨子にしまわれた状態で置かれていたところ、法隆寺の研究に来た外人に「なんだ、これ?開けてみて」と言われてやっと発見されたとか。
当時のお坊さん達は、ずっと開かずの扉だったのをこじ開けることになり、「たたられるからいやや~」と渋ったそうな。
そして、中宮寺の「菩薩半跏像」。私は当然、知らなかったのですが、モナリザと並ぶ世界三大微笑と言われる微笑をたたえる菩薩さまなんだそうで、仏像研究会のメンバーさんは、ウキウキでした。
確かに、他の仏像とは違って、安らかな微笑みがうつくし~いお方でした。

あぁ、楽しかった。
あと、15回くらい説明を聞いたら、いろいろ頭に入るかもしれません。メンバーの方々とガイドさんの会話は、まるで外国語のようで、電子辞書が欲しい!と思った私です^^;
桜の季節が良いそうですよ♪