信楽の街には、窯がいっぱい点在しています。
なかでも、登り窯は、その殆どは現在では使われていないこともあり、
ノスタルジックな雰囲気をプンプンさせていて、古い歴史を感じ、しびれるとともに
ものすごく珍しいものを見ているような気分になります。
これは、以前は火鉢などを焼いていた丸由製陶さんに残る大きな登り窯。
今月21日まで、こちらを会場に、小さな展示会が催されています。
ノルウェーから陶芸の森に短期研修に来ている Marita Isobel Solbergさんが
不思議な世界を表現しています。
思わず、
「どんなメッセージを吹き込んだものなの?」
と聞いてみた、オブジェたち。
「新しいIDが生まれる過程を表現した」
との答え。アイディと発音されていたんだけど、Ideaのことなのかな?
ヨーロッパのアクセントは、私には難しいーーー
でも、ま、何かが生まれ、それが育ち、また新しい多くのものを生み出す過程、
という理解をして見ていく。。
「この表情も、あなたの表現する誕生の意味なの?」
「そう。新たな創造は、痛みや迷い、希望、いろいろなものが絡み合う」
ふむふむ。
でも、生まれたものは輝いている、、、そんな意味なのかな。
登り窯の中にも展示が。
入り口には、赤いセミの抜け殻。
こちらは粘土で作られたものではなく、森で採集したものを赤くスプレーしたそう。
中には、不完全な形のカブトムシたちと、カブトムシのお腹のオブジェが
不思議な配列で並んでいました。
「生と死」
を中心に何か神話?哲学?のストーリーがありましたが、理解できず。。
超個性的ないでたちのMaritaさん。
3ヶ月の研修を終え、来週帰国するそう。
でも、信楽大好きなので、ぜったいまた来る。
今度は家を買いたい、と^^ See you soon!