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くるみの木のカトラリーボックス

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こちらが、“くるみ橋”の横にある「くるみ木工所」で生まれたカトラリーボックス。
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お箸など、中に入れたものが取り出しやすいよう、垂直な箱型ではなく、斜めになってます。
手触りがすごくよくて、そして、どこもかしこも、きっちりしてて、なんとも気持ちが良いのです。
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どんな風に作られるのか、想像できそうでできない!
そんなわけで、小倉広太郎さんに製作工程を見せて頂きました。
ジャン!
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パーツ一つ一つ、裏も表もカンナで磨かれているので、すべすべツルツルでツヤッツヤッ。
キレイだし、まっすぐなラインのカッコイイこと。
そして、この美しいパーツが、これまた、寸部の狂いもなく、ピタッ、ピタッと組み合わさっていく!

ボンドで接着したら、木で作った楔を入れます。
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のこぎりの刃を利用して小さな切れ目を入れ、そこに楔を入れる。。。実物見ないと想像できないかも~!これ、感動の技でした^^

蓋の模様は、、、
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ノミを使って一本一本、同じ深さでまっすぐに削っていきます。
これは、集中力を要するので、一日4~6枚程度しかやらないようにしているそうです。力加減にも相当気を使いそうな作業です。

作業はどの工程も本当に丁寧に少しずつやっていかないと、素敵な作品にはならないなーと感じ、とても大変そうなんですが、、
でも
楽しそう♪
そんな気がしませんか?^^
図工のセンパイっていうか、大人が真剣に取り組む図工。。なんか、やっぱり、楽しそうです。
しかも、
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カンナって、手作りなんです!
作るための道具も手作りで、自分に合ったものを用意する。うん、究極☆

祖父が粗大ゴミを拾ってきてはせっせと自分仕様に作り直したり、不思議なモノを日曜大工仕事で作る人で、その姿を「たのしそーだな、じいさん!」と思って見ていたこともあり、なんだか、ワンダーランドだった「くるみ木工所」◎

ただ、木の不思議というか、木の難しさも教えてもらいました。
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材木、、って感じの木も、一皮スッと剥いてみると、すごくきれいなんだそうです。そして、木の種類によって、香りも手触りも扱い方も変わってくるとか。
呼吸もしてるし、暴れたりもするので、用途によって扱う部位を選ぶとか、一工程ごとに乾かす時間をしっかりとらないといけないとか、デリケートなのです。
・・・そして何より驚いたのは、価格。原料の値段としては、破格の金額です。木って高い!

と、そんなわけで、この作品に出会えたことに改めて感謝しました。
よかったら、ショップの方でもご覧くださいね。カトラリーボックス

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by mikasselection | 2012-12-18 12:26 | 木の器・カトラリー