信楽陶器祭、10月10、11、12日です。
陶器祭の楽しみといえば、いろんな作家さんの作品を一度に見て廻れること!
おまけに、作り手さんがそこにいらっしゃいますのですから、いろいろ聞きながら器選びができるのです。
話しかけにくい、、、と思っていらっしゃる方も、気軽に話しかけてみてください。
とっかかりやすいクエスチョンとして、、、そうですねぇ
「これって、信楽の土なんですか?」
っていうのはどうでしょう?
『えぇ。粗めの土をブレンドしたりしてます』など、きっと、土にまつわるお話が聞けます。>えっ?!そんなこと聞きたくない?!
では、
「これって、お茶にも珈琲にも似合いそうですね」
という感じは?器一つ一つにいろんな思いが詰まっているでしょうから、そんな一言から、秘話が聞けるかもしれませんよ。
たくさんの作品を見て、食卓に並ぶ食器を一気にそろえるも良しですし、一点モノを選ぶのも良いものです。
手作りの陶器、一点一点、個体差があります。
微妙な違いを見ながら、「好き!」と思える一品を選ぶ、、、、楽しいです。
以前、ある会館の館長さんと重要文化財の方の作品を眺めながら、
「どういうものが名品なんでしょう?」
とベタな質問をしてみたら、
「一目ぼれするものがええもんなんです。ええもんは、やっぱり、一目見て、ええんです」
とのことでした。^^
反面、使って初めて魅力が伝わってくるものもありますよね。
山本泰三さんの陶房で頂いたコーヒーです。
こんなに美味しいコーヒーはちょっと久しぶりでした。間違いなく、カップのせいです!
このカップ、珈琲が綺麗に見えるのです。まず、見た目が美味しそうなんです。
そして、程よい重み。もち手のしっくり感。多すぎない量。内側に篭る湯気。
レトロな珈琲屋さんの重厚なカウンター越しに座っているような気分になれました。
これは、使わせていただいて大きく印象が変わった作品のひとつでした。
・・会場でお茶を出してくださる方はいらっしゃらないと思うのですが、「直感」と「イメージ」を頼りに、グルグル会場を廻って、自分にとっての名品を探す。こんな楽しみがいっぱい詰まっているのが、陶器祭!!ですよ~~♪